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デューデリジェンスのプロが教える 「企業分析力」養成講座
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山口 揚平
3年越しで書いた9つのケーススタディ。予約時点で300件以上の申し込みを得た待望の新書。目には見えない企業の本質を見抜け!
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職を得るための5箇条
日本の失業率もしゃれにならない数字(6%)になっており、とくに若年層(22〜35歳)までの失業(なんと10%超)は、職能技術獲得の面からもとても大きな社会問題だと思う。

また失業には含まれないが、18歳〜22歳の特に女子の医療・介護への就職者は異常な数値で、これは、うがった見方をすれば、「お金を持っている高齢層による若者の搾取」である。

18歳の女の子が職を得たい、という一点を目標に、介護を目指すことには、ある種の“風俗”的な切なさを禁じ得ない。

医療・介護のコストは現在の10分の1にまで下げなければならない。国家予算のほとんどは、実は教育・医療にかかるコストでこれは固定費だから、自由度は極めて低い。もし日本が、民主党の言うように“強い経済”を創ろうとするならば、まずは固定費の圧縮、つまり医療コストを徹底的に下げなければならない。それは起業家精神による既得権益の破壊と、工夫・イノベーションによるこの分野での効果性の向上にかかっている。

さて余談はさておき、最近、とても就職相談に乗ることが増えているので、就職のためのコツ的なものを簡単にかいてみたい。

1.もしやりたいことがあるなら理想の追求をやめないこと

結局、人は好きなことをやっている時がもっともコミットが高いし、スキルも上がる。雇う側にとってもっとも管理コストが低いのは、忠誠度があり、仕事にコミットするタイプである。決して、仕事ができる人ではない。もし仕事ができる人や実績のある人を求めているのであれば、その会社は、極めてファンクショナル(オペレーショナル)に経営されており、外的変化に弱いことになる。そんな会社はそもそも避けた方がいい。

会社は、常にオペレーション(業務)とイノベーション(進化)のかけ算でその強さを発揮するものである。だから自分が就職したい会社の事業について知識や経験がなくても、やる気があれば、他での知見を、この事業に適合させ、進化を促すことができるのだ。そして現代の会社が、意識するかしないかは別として、もっとも求めているのは、このイノベーション(進化)を牽引できるタイプの人材である。だから実績や経験がなくともどうどうとやりたいことのできる会社を選び続ければいい。必ず道は開けるし、実際、私の周りで、想いを捨てなかった人は、やりたいことができる境遇を手に入れている。


2.やりたいことがないならば、素直であることが重要である。

職能訓練において、最大の美徳は、“素直さ”である。私の会社でもその前の会社でもとにかく新人獲得につとめたのは、真っ白で素直な状態のうちに徹底的に仕事の「型」を教え込むことができるからだ。

経験のない人にとっては、強みではなく、まさに“素直さ”が最大のアピールポイントとなることは、仕事を教え込むマネジメントの立場から言って間違いがない。

逆に30歳を過ぎており、職能が身についていない場合でも、やはり最大のバリューは、この素直さ、になる。偏見・固定観念をひとつひとつ柔らかくし、自らの人生で否定してきたものをあえて肯定してみる、という訓練を1ヶ月ほどすると素直さが戻ってくるから不思議だ。


3.未来の産業構造を洞察し、10年後の勝ち組を選ぶこと


新人に特に多いが、就職ランキングを占める上位の会社は、実は今が“天井”である。東大生は、官僚を除けば、昔は、三井鉱山、新日鐵、カネボウに就職し、その後、第一勧業、今は、外銀・ITを目指した。

時代によって産業構造は変化する。10年後の産業構造の覇者になっている事業体は、今は赤子の状態にある。だが、長くつとめるつもりなら今が天井の会社ではなく、これらまだ子供の会社に勤めるほうがずっと安定感は高いのだ。そしてまだ子供だからこそ入りやすいものである。

債権トレードで徹底的に稼いだソロモンブラザーズだって、今はMBAが必須だが、昔はならず者の集まりだったし、創業当時の楽天やソフトバンクに入ったのは学歴を持たないはみ出し者だったはずだ。

では10年後の産業構造ではずれない業態はというと、一つは巨大銀行、保険会社、カジノ(に手を出せる戦略性と利権を持つ娯楽企業)、大規模医療組織や企業、輸出型製造業では、環境技術に特化した会社(EV・水処理)、大企業化しつつあるIT企業(楽天・ソフトバンク)、特殊法人である。

いずれも、戦略性・それからグローバルベースでの財務・資本のパイプラインを持つ会社が生き残る。ってちょっと難しすぎたか・・・



4.自己分析を徹底的にやること

私は、コンサル時代を経て、事業家として、事業を興し売却をしたが、事業を行うことと、FXをやることは基本的に変わらない。ギャンブルである。

では何が違うのかといえば、それは、自分の特性(凹凸)に着目し、多少なりとも、他者よりも優位な状態で戦ったことにある。

FXは、純粋なギャンブルで、参加者全員が同じ土俵で同じ条件で戦う。この場合に、「自分」というものの特性は生かされず、勝つも負けるも時の運となってしまう。事業や仕事でも、当然、運の要素は強いが、それでもやはり、自分の特性(凹凸)に当てはめたほうが、単純に“勝率”は高くなる。

だからこそ、自己分析には時間をかけて欲しい。少しでも勝率をたかめ、高い給料や事業収益を得るために。22歳の時に買った杉村太郎の「絶対内定」はまだ持っているな。


5.21世紀は、自らが貨幣(信用)を作りだす時代であると肝に銘じること


このブログで何度も言っているように、21世紀は、個人がお金をする時代、クレジット(信用)を創る時代である。余談だが、手塚治虫の「火の鳥」を読めば、未来の世界では、10万クレジットなどとすでに貨幣の名称自体が、クレジットとなっている。

結局、お金とは、信用を数値化したものにすぎない。金本位制の崩れた現代のお金は人々がお金だと思っているからお金として成り立っているものである。であれば、お金の正体とは、実はそれが国家単位であろうと、共同体であろうと、そして個人であろうと、突き詰めれば、目には見えない「信用残高」である。

これからの世界は、今は目には見えていない「信用残高」が、貨幣電子化の波にのってどんどん可視化されてくるようになろう。信用とは、人の心の中に蓄積されてゆくものである。そしてそれが電光掲示板の上に表れてくる時代である。WEBは履歴書となる。googleランクやtwitterのフォロワー数、電子出版での評判は一つの「貨幣価値」となる。そりゃそうだ。フォロワー数の多い人に、広告(具体的な金銭オファー)の依頼が来るのは当然のことだ。転職活動では、レファレンス(裏付け)を取られるようになる。それが良い世界なのかはべつとしても、21世紀に生きる私達は、自分の信用残高を常に意識して、身近な人に貢献して生きてゆくことが必要なのである。
| - | 03:08 | comments(2) | trackbacks(0) |
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| - | 2010/08/15 3:17 AM |
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| - | 2010/08/31 5:51 PM |
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