2010.06.18 Friday
慶應義塾高校で教える経済学の授業 〜21世紀のスキル〜
昨年に引き続き、今年も慶應高校で授業をもたせてもらいました。
慶應高校の生徒は、極めて素直、良い意味で野心的で、したたかでもあります(笑)。
将来の起業や専門職を想定し、高校時代からバランスシートの読み方や資本主義のルールを学ぶなんて僕らの時代に考えられなかったこと。いやいや彼らが社会に出たら恐ろしいな−。
一方で、ノブレスオブリージュ(高貴なる者の使命)のような真の意味でのエリート教育は希薄な印象。みんな金持ちになりたいし自分が出世する、という次元からは抜き出てない。自分が社会を変える触媒になる、という風ではないな。辛口かもしれないけど、それは一番残念に感じたところ。灘や開成だと違うのかな?
さて、授業で取り扱った内容は、だいたい以下の通り。
・常に何を考えるべきか?を考えよ
問題に対し、答えを出す必要はない。問題を与えられたら、まっさにすべ きは、何を考えるべきか、つまり論点を出すことである。
問題に構造を与える力こそ問題解決の最初にして最大の一歩である。
現代風に言えば、要はグーグルの窓にどんな言葉を入れるのか、というこ と
・ハイブリットであることの乗数的価値
税理士の年収は500万、ベトナム語の通訳の年収も500万。
でもベトナム語を話す税理士の年収は、2500万円である。
・アイデアとは、既存の物事の“新しい”組み合わせにすぎない。
オペレーショナルな時代から、イノベーションの時代への移行期である。
公文式が解けても、ビジネスの問題は解けない。
情報は具材、知識は、思考のスパイスに過ぎない。
二一世紀のリテラシーは、既存の情報と知識を、新しい角度から見直し、 新たに有機化統合させる能力のことである。(クリエイティブ・シンキング)
・21世紀の五大言語
マーケットの共通言語である会計とファイナンスの基礎を知ることの大切 さ。英語・中国語・ファイナンス・呼吸・愛が二一世紀の5大言語となる
・ビジネスセンスは人次第だがビジネスモデルは学べる
ゲオとTSUTAYAを例にとり、一見、同じ業態に見える二社が実は全く異なる ネイチャーと戦略を持ち、事業を推進している事実を、わずか財務諸表の かすかな情報のカケラから読み解くM&Aの術を盗め
・お金とは、数値化された信用にすぎない
マネーとは外部化(数値化)された信用の記号であり、物理的にはフィク ションであること。超資本主義世界では金融の振れ幅は極大化すること。
(信用膨張と信用収縮が、極めて短い期間で繰り返されるということ)
リーマンショックは、100年に1度だったはずなのに、その2年後にはギリシ ャショックが起きているという現実。
したがって、直接的にお金を多く保有することよりも、自らが信用を創造 できることにコミットせよ。それは、「強み」「使命」「貢献」にコミッ トし続ける姿勢である。
・生きることは、創造することである
すべての生命がその魂の意図を顕在化させるべく躍動するプロセスそのも のが「生きる」ということであり、個別の魂に対して、個別に最適な可能 性を供給する社会こそが、最高の社会システムである。
平等とは、平均でもなく一律支給でもない。平等とは個別最適化である。
そのような社会の実現のために、法・教育・福祉・金融、・・・あらゆる 社会システムが有機的なつながりをもって形成されねばならない。
なんてことを話しました!
専門用語は使いませんでしたが、遠慮は一切せず、自分のもてる知識・体験・血肉となった知見を全身でぶつけていきました。彼らとは一期一会。何かのインスピレーションになっていれば嬉しいな。
ビジネスパーソン向けの企業分析の研修を引受けました!知的好奇心旺盛な方はぜひお会いしましょう。頭を殴られたような感覚になりますよ(笑)。
↓
ソリューション企画のための企業分析講座
クライアント企業の真の問題解決を提案するための実践手法
(*)ブログ経由(講師紹介)といえば割引してくださるそうです
慶應高校の生徒は、極めて素直、良い意味で野心的で、したたかでもあります(笑)。
将来の起業や専門職を想定し、高校時代からバランスシートの読み方や資本主義のルールを学ぶなんて僕らの時代に考えられなかったこと。いやいや彼らが社会に出たら恐ろしいな−。
一方で、ノブレスオブリージュ(高貴なる者の使命)のような真の意味でのエリート教育は希薄な印象。みんな金持ちになりたいし自分が出世する、という次元からは抜き出てない。自分が社会を変える触媒になる、という風ではないな。辛口かもしれないけど、それは一番残念に感じたところ。灘や開成だと違うのかな?
さて、授業で取り扱った内容は、だいたい以下の通り。
・常に何を考えるべきか?を考えよ
問題に対し、答えを出す必要はない。問題を与えられたら、まっさにすべ きは、何を考えるべきか、つまり論点を出すことである。
問題に構造を与える力こそ問題解決の最初にして最大の一歩である。
現代風に言えば、要はグーグルの窓にどんな言葉を入れるのか、というこ と
・ハイブリットであることの乗数的価値
税理士の年収は500万、ベトナム語の通訳の年収も500万。
でもベトナム語を話す税理士の年収は、2500万円である。
・アイデアとは、既存の物事の“新しい”組み合わせにすぎない。
オペレーショナルな時代から、イノベーションの時代への移行期である。
公文式が解けても、ビジネスの問題は解けない。
情報は具材、知識は、思考のスパイスに過ぎない。
二一世紀のリテラシーは、既存の情報と知識を、新しい角度から見直し、 新たに有機化統合させる能力のことである。(クリエイティブ・シンキング)
・21世紀の五大言語
マーケットの共通言語である会計とファイナンスの基礎を知ることの大切 さ。英語・中国語・ファイナンス・呼吸・愛が二一世紀の5大言語となる
・ビジネスセンスは人次第だがビジネスモデルは学べる
ゲオとTSUTAYAを例にとり、一見、同じ業態に見える二社が実は全く異なる ネイチャーと戦略を持ち、事業を推進している事実を、わずか財務諸表の かすかな情報のカケラから読み解くM&Aの術を盗め
・お金とは、数値化された信用にすぎない
マネーとは外部化(数値化)された信用の記号であり、物理的にはフィク ションであること。超資本主義世界では金融の振れ幅は極大化すること。
(信用膨張と信用収縮が、極めて短い期間で繰り返されるということ)
リーマンショックは、100年に1度だったはずなのに、その2年後にはギリシ ャショックが起きているという現実。
したがって、直接的にお金を多く保有することよりも、自らが信用を創造 できることにコミットせよ。それは、「強み」「使命」「貢献」にコミッ トし続ける姿勢である。
・生きることは、創造することである
すべての生命がその魂の意図を顕在化させるべく躍動するプロセスそのも のが「生きる」ということであり、個別の魂に対して、個別に最適な可能 性を供給する社会こそが、最高の社会システムである。
平等とは、平均でもなく一律支給でもない。平等とは個別最適化である。
そのような社会の実現のために、法・教育・福祉・金融、・・・あらゆる 社会システムが有機的なつながりをもって形成されねばならない。
なんてことを話しました!
専門用語は使いませんでしたが、遠慮は一切せず、自分のもてる知識・体験・血肉となった知見を全身でぶつけていきました。彼らとは一期一会。何かのインスピレーションになっていれば嬉しいな。
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