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GREE(グリー)を使って学んだ2つのこと
最近、グリーのゲームで遊ぶようになって、どうやったら1500万人もの会員を集め、高い収益を達成できるのか、考えてみた。

グリーの基本構造は、「無料」と名打ったゲームをやってもらい、そのアイテムなどを買うためのゴールドに対してユーザーがお金(広告)を払って得る、というモデルである。

言うは易しだが、実際、大変良くできている。

ワンクリックで誰でもできる単純なゲームでありながら、その攻略については裏技を含め奥が深い。

ユーザーは、徐々に深みにはまりながら、自然にもっと強いアイテムをもっと短期間に手に入れたいという欲を刺激して、有料化へと繋げている。

「フリー経済」の概念が流行っているがこれはウソである。

正しくは、「エスカレーションシステム」である。

つまり、0から1へ、1から100へと、徐々にユーザーを巻き込みながらその“忠誠度”を高め、いくつものフェーズ(ユーザーの教育され度合いレベル)を用意して有料化へと誘うための“プロセスマネジメント”がその本質である。

今後の世界は、売れる or 売れない といったゼロかイチかの世界は崩れる。もっとまろやかで多層的なユーザーとの距離感を把握するしくみがビジネスモデルの主流になってゆくだろう。

その上で、この「ユーザーエスカレーションシステム」がどの業界においても機能してゆくことになる。

それは、従来のような「ハーレーダビットソン」や、「宝塚」などの特定の業態だけでなく、今後は、保険・金融業、ダスキンのような生活支援業、ネットポータル(ユーザーのロイヤリティを多層的に把握する)、カーディーラー等へと展開してゆくはずである。

グリーから学んだことがもう一つ。

それは、世界中の言語の一元化が可能ではないか、ということ。

グリーでは見ず知らずの人とショートなメールを交換するが、使う単語や文法は極めて単純、そしていくつかの絵文字で文脈も伝える。

つまり、「単語」「基本文法」「絵文字」のシンプルな組み合わせで十分、コミュニケーションが可能だということ。なぜならば、一日に何度もこのメッセージをやりとりするからだ。

この手法を適用すれば、厳密な言語翻訳システムなど開発せずとも、単語を入れ、文法を“プルダウンメニュー”から“選択”し、絵文字もどうようにワンクリックで選択させる方式を採れば、世界同一言語を創り上げることもできるのではないかと考えた。

これによって、世界中の人と、ストレスなくコミュニケーションが誰でもできるのである。

グリーやモバゲーは、非常に小さな工夫と、大きなビジネスプロセスのイノベーションで成り立っているのである。

そこから我々が採用すべきは、エスカレーションモデルを自社に応用すること、コミュニケーションの手段のシンプル化を考えること、の2点である。

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