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JALは買うべきか?売るべきか? 〜上場廃止の是非を問う〜
JAL(日本航空)の株が大変な事になっています。

売買高10億株 なんと東証一部の売買の35%です。
すっかりマネーゲームと化しています。

では、果たしてJAL株は買いなのか?売りなのか?

短期売買の「さや抜き」はさておき、ここでは中期の
視点で考えました。(注)投資は自己責任で御願いします。


JAL株の落としどころには、三つの選択肢があります。

1.100%減資して、上場廃止
2. 99%減資して新しい資本を注入。上場廃止
3. 99%減資して新しい資本を注入。上場を維持

1.の場合は株券は、紙くずになります。いや、もはや
株券は電子化されてますから、紙くずにもなりません・・・

2.の場合は、株の価値が消滅しないので株主優待や
未来の上場などの形で利益を得る可能性も残ります。

3.の場合は、株価は、大きく反転するかもしれません。

99%減資と100%減資は、わずか1%の違いにみえますが、
この1%は、株主価値を根本的に左右する違いなのです。

現在は、1.のケース(上場廃止)で検討が進んでいるようですが、
今日の夜になって、100%減資に疑問呈す声も出ています。

日航の100%減資に疑問呈す 日商の岡村会頭


ダイエーやカネボウの時のように、今回も99%減資で
株主責任を問わず、しゃんしゃんでお茶を濁すならば、
この国は、ルールでなくムードで動くルーズな国です。

では、この3つの結果に影響を与える要因を考えてみましょう。


(1)銀行など債権者への影響

メインの都市銀行4行をはじめ、多くの銀行や債権者が
関わっており、株券がゼロ価値になれば、ドミノ倒しの
ように銀行の収益に莫大なマイナスの影響を与えます。


(2)個人投資家への影響

JALには約38万人の個人投資家がおり、多くは優待
目当てに購入をしてたことから、100%減資した場合、
顧客を失うリスクがあるという意見も出ています。

日航再建Q&A マイレージ従来通り、株主優待券は5月まで


(3)政権への影響

JALの再建案が国民の総意に基づかない場合、与党
政権の破綻につながる可能性もあります。
ちなみに、現在の国民の判断は、70%が上場廃止です。

JALの上場廃止に賛成?反対?



上場廃止になるかならないかが鍵を握るJALですが、
私には、JALのケースは日本の問題の縮図にみえます。

この国は、10年以上、ずーっと、50年間続いた旧体制を
改革できずに今に至ります。今回も、法的整理という
“けじめ”
をつけなければ、日本の未来は暗いでしょう。

ブログでも書いたように、政府のリーダーシップが働かず、
既得権益者が頑なに立場を守ると皆、不幸になります。

金持ちだけど不幸な日本人へ


日本とJALにとっての福音は、「アジアの時代」ということ。

かつて、田中角栄が、全国を高速道路で結ぶことによって、
経済成長を促進し、ローマ帝国が道路インフラの徹底整備
によってヨーロッパの覇者となったように、21世紀の日本は、
アジア主要100都市との運輸パイプを徹底的に強めることで、
アジア経済文化圏の確立を成し遂げることができます。

新生JALは、きっとその架け橋となってくれることでしょう。


さて、肝心のJALは買いか、売りかの答えですが・・・

既得権保護なら買い!改革促進なら売り!でしょうか(笑)。

いやいや、むしろこの未曾有の“お祭り騒ぎ”で静かに稼ぐ
“証券会社”の株を買うのが本当の投資家といえそうです。

「不況期に投資をして億をつくる方法」



| - | 21:03 | comments(1) | trackbacks(0) |
コメント
はじめまして
いやー、御説ごもっとも。勉強になりました。
| 南極寿老人 | 2010/01/14 9:51 PM |
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