2009.11.03 Tuesday
too big to fail about JAL

(沈まぬ太陽より)
too big to failとは、「大きすぎて潰せない」という意味。
今週の週間ダイヤモンドの特集は、「JAL」だった。
JALの問題は、「非効率な国内線」「7つの労働組合」「巨額の年金債務」の3つに集約される。これら問題解決に約4000億必要だという。
国内線については、拙書「企業分析力養成講座」でも述べたように、今や日本全国の大半を3時間以内で走る新幹線に、飛行機は勝つことができない。最初から見えていた勝負であるがいまさらどうこういってもしかたない。
ご用組合を含め、乱立する労働組合と巨額の年金債務の問題は、官民一体のアンシャン・レジーム(旧体制)がもたらしたものであるが、その穴を拭くのはやはり一般国民(の税金)になるだろう。
2兆円の負債を背負っていたダイエーがそうだったように、この国はJALをつぶすことはできないと思う。
それが現実だとすると、だがもっとも大事なことはカネの問題ではなくけじめである。謝罪と信頼の回復、そしてビジョンを世に問うことである。カネは移ろいやすく人は残る。僕達は人間としてもっとも大事なことは信用だということをあらためて学ぶ時期にいる。(自戒を込めて)
