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お金について考える 〜僕と未来と資本主義〜

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    日曜は、木戸寛孝氏主催の世界連邦フォーラムで講師をつとめた。

    内容をかいつまんでいうと、こんな感じ。

    現代はなんでもお金で「買える」という世界。これは2020年くらいまで続く過去200年の歴史。その背景には、デカルト主義というか科学主義、つまりなんでも分解・客観化しようという一つの「思想」があった。
    結果、お金という“刃”で結構、世界は切り刻まれ、魂まで「商品化」される時代になった。人は気付かないうちに知らず知らずに“身体性”を失ってきた。それは様々な問題を引き起こしてきた。
    さて、これまでのお金は中央銀行が一括管理してコントロールしてきたけど、21世紀は、皆がそれぞれ貨幣を発行するようになる。お金というのは、要するに「外部化された信用」であって、信用の母体さえあれば、それを外部化、つまり貨幣や価値という記号にかえることは誰でもできるようになる。逆にいえば、ジンバブエのように貨幣発行の正当な「政府」であっても「信用」を担保できなければ、その発行紙幣は価値を持たなくなるということ。

    つまり、コンピュータの世界でいえばメインフレームによる一極集中から、クライアントサーバのような自立分散型に貨幣の発行・流通自身が変わるということだ。その節目に我々はいる。

    企業や個人によって発行(信用外部化)された貨幣は、似たもの同士が呼び合ってペッグされ、膨張してゆくはずだ。母体の信用が希薄になれば、一蓮托生にその貨幣経済は崩れてゆくから、当然、経済も生活も価値観をベースに再構築される。どこに住んでいるとか、何をやっているとかは重要ではなくなる。どちらかというと何を考えているか、どうあるか、が問われるようになるはずだ。

    そんな21世紀の世界をよりよく生きるコツは、当然、今、流通しているハードマネーを1億持つとか、そんなことではなくて、誰とつきあうか、どう信用を創造するか、信用とは何か、といったことを丁寧に考え、咀嚼し、行動に結びつけていることだ、という結論である。

    そんなむにゃむにゃした話を3時間も続けて、会場からは一切の質問も出ずに(議員の鈴寛先生のコメントのみ)、お開きとなった後は、1人で築地に行って、スシ食べました。1人晩酌が自然にできる自分を感じながら、あぁ、もうオトナだな、などと感慨にふけりながら千鳥足で帰途に。風呂は入らず寝ちゃいました。ビデオ返してないや。

    コメント
    参加者の皆さんから、素晴らしい講演だったと絶賛でしたよ。質問が出なかったのは、鋭い切り口にあっけに取られていたからです。お世辞抜きに素晴らしかったです。このテーマは引き続き深めていかなければならないテーマなので、今後ともよろしくお願いします。
    管理者の承認待ちコメントです。
    • -
    • 2014/07/08 2:01 PM
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    「外部化された信用」ってのは、ネット上の文脈でいえば、グーグルのページランクであり、ツイッターでいえば被フォロー数になるのではないだろうか。
    • TABLOG
    • 2009/05/06 12:20 AM