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生きる

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    年末年始の“原稿合宿”で「貨幣論」を書き上げようと思う。

    お金のモラルはもう崩壊してしまったと思う。

    “働かない方が有利な政府の支援制度”、CEOとブルーワーカーの給料格差が200倍という事態は完全な“しらけ”を生んでいる。

    でもそれでいいと思う。お金の役割が少しづつ小さくなった社会のほうがいい。

    金も欲もむなしい。そこにはキリがない。

    金は、あれば二つの悩みを抱える。
    それを失う恐怖と、それを増やすプレッシャーだ。

    五感で知覚しうるカネやモノを幸福の対象とするのはリスクが高いと思う。なぜならば物質は、いつも“差異”でしか幸福をはかれないからだ。
    富豪といえども何千億もの資産という絶対額は幸福にほとんど寄与していない。その額の変化(増加)だけがかりそめの感情的幸せをもたらすだけだ。むしろ彼の人生はリスクが高く自由が少ない。でもそれを知らない人は多い。問うべきはそのような事実である。

    僕らが“本質的に”とりくむべきは、お金を客観化し、それとの付き合い方を変えることである。

    資本家や政府、大企業の首切りの批判は生産的ではない。
    若者は安易な分配論、支配論、対立論に拘泥してはならない。

    そうではなく、お金に比肩しうる基軸を生活の中に見いださなければならない。問題は外の世界で起こるが、答えはいつも心の中にある。

    富は限界があるが、幸福は無限性がある。幸福は主体的選択の結果である。

    だから外を世界を嘆いてはならない。憤ってはならない。他人を批判し、裁いてはならない。僕たちに必要なのは歴史から学び、自らを省みて哲学することだけだと思う。

    でもそんなことはどうでもいいことだ。

    諸葛亮が師と仰ぐ人物、天才的戦略家「楽毅」の小説の最初の言葉が思い起こされる。

    楽毅は天を見上げて言った。「人が見事に生きるとは難しいことだな」

    本当に人が、見事に生きるとは難しいことだと思う。
    世俗的欲望にとらわれている暇なんて僕らにあるのかな。


    【本田美奈子】 JUPITER 〜闘病前の最後の一ヶ月〜

    コメント
    最近は宮城谷昌光さんの小説にはまっているようですね。

    僕も高校の時から著書を拝読しつづけ、人格形成に役立ててきました。

    「樂毅」と「孟嘗君」は、特に僕にとってはバイブルのようなものです。
    • 宮城谷昌光
    • 2008/12/12 4:45 PM
    そうそう、最近、宮城谷昌光さんの本を借りて読んでいます。フィクションとはいえ、本当に面白いですよね。
    • 山口
    • 2008/12/17 9:53 PM
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