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アニメ産業に告ぐ

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    本日は、上場アニメ企業の社長にお会いしてきた。
    すばらしい方で、会った瞬間に自分の心が開いてゆくのを感じた。
    この人のために何かをしたい、と思える人である。

    日本のアニメ産業は、層が厚い。
    人材の供給における量と質は十分に担保されているが、いかしきれているわけではない。

    宮崎駿有するジブリにしても営業権で350億、攻殻機動隊で有名なIGポートは50億弱であるが、米ディズニーは複合メディアとはいえ6兆を超える。

    アニメ産業の可能性については、二つの軸で考えられる。
    すなわち、それをコンテンツ産業と呼ぶか、コミュニケーション産業と定義するかである。

    コンテンツ産業として捉えた場合、論点は、著作権、レバレッジ、収支管理に集約される。

    ソフトの著作権については、大きな流れとしてipodに代表されるWebダウンロードポータルを介したPPV課金が標準化される。

    メーカーは、海賊版撲滅のいたちごっこよりも、「すかし」を入れたり、作品の登場キャラ・背景へのスポンサーシップという、広告価値の“埋め込み”によって拡散による収支拡大を図る方が合理的になる。

    レバレッジとは、ソフト作品の二次展開によるキャッシュポイントの増加である。具体的にはグッズ、本、DVD、PPVでのDL、続編、テーマパーク、ゲーム、TV広告への適用、ソフトウェア製品、キャラクターの声優のプロモーション、作者のプロモーション・・・等々500通りほど考えられる。ライツ事業部はこのような二次展開の可能性について徹底的に考え、収益化を計るべきである。

    収支管理の徹底も重要な要素となる。
    アニメがのるかそるかの「水商売」から脱却するためには、各作品の位置づけを経済性・戦略性の観点から定量・定性評価を行うフレームワークや監査体制を持たなければ経営は難しい。古くは、手塚治虫の時代から、アニメ業界のどんぶり勘定は、その作品の質にもかかわらず、(むしろその質的向上を求めるがゆえに)多くの企業を破綻させてきた。

    一方で、海外勢を見ると質を求める一方で徹底した収支管理のシステムを持つことで、特定の作品で「ばくち」を打つことが可能になっているのだ。

    日本でも劇団四季などはきわめて高い経営システムを有しており、そのような体制をアニメ産業はどん欲に導入してゆくべきである。

    だがアニメという2次元的性質がゆえか、視野狭窄に陥るケースも多いのが残念である。

    さて、コンテンツ産業ではなく、コミュニケーション産業として捉えた場合、アニメ産業の可能性は著しく広がる。

    アニメ―ションは、特定の物語や漫画を伝える手段ではなく、すべてのプロダクトを広く伝達するツールとして産業的に成り立ちうる。

    例えば法人向けの技術商品の説明に今後はアニメが多く使われることになるだろう。

    シェアーズも積極的にこのような活動に関わってゆきたい。

    ところで最後になるが、3月1日に行った起業セミナー 〜世界を変える会社の創り方〜の小冊子がまとまったので、興味のある方は、こちらから御連絡くださいませ







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    • 2008/05/30 5:23 PM