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“うつ”は、良いもの

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    「うつ」が大ブームだ。

    芸能人から、サラリーマンまで、うつ、うつ、うつだらけ(笑)。
    雑誌では、プチウツに効く温泉特集まで組まれている。

    そこで、うつについて考えた。

    まず最初に、そもそも、うつはまったくもってネガティブなものではない、ということだ。

    私は、うつの本質は、PCでいえば、“強制終了”だと思う。

    アプリケーションの立ち上げで、メモリー不足になったメンタルが、「ちょっとまって!再起動するから」というメッセージを、体に送っているのがうつの正体だ。


    だから気に病むことはなにもない。
    一度、シャットダウンすればよいだけの話だ。
    ハードディスクが壊れていないかぎり、いつでも復活できる。

    うつは、PCを閉じて、心の声を聞くいい機会である。

    そもそも現代人は、5感で認識できる知覚に頼りすぎだ。
    目を閉じ、耳を閉じて、感じることによって、魂の意図?が聞こえてくることもあるのだ。

    その意味で、うつのブームは、良い兆候だと思う。

    昨今のスピリチュアリズムのブームと、うつのブームとの相関性は強い。
    両者とも、物質的知覚を手放そう!という動きなのだと思う。

    スピリチュアリズムの本質については、別の機会で。

    面白いのは、今、公園の砂場で、オカルトと科学という二つの手が、砂のトンネルを貫通しようとしているということだ。

    私は、アフターアインシュタインの量子力学から入ったが、その本質(「宇宙とは、“一つ”である」という結論と、宗教学の説く知覚可能な宇宙の正体が一致しつつあるのは本当に面白い。

    感謝とは何か?ゆるしとは?言葉とは?呼吸とは?それらの一見、アッチの世界の概念を、これから科学の言葉でもって語りたい。


    最後に。

    うつを「やめたい」人はこれどうぞ。

    もちろん、やめなくてもいいですよ。
    すべては選択の問題です。


    「情報起業」は、マルチ商法なのか?

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      最近の「情報起業」ブームに危惧を覚えます。

      これは、“情報商材”と呼ばれるニッチな情報をネットで販売するトレンドです。

      1商品あたり、安いもので5000円、高いもので10万円〜30万円のものもあります。

      情報は、手に入れるまで、その価値を認識できないという性質をもつため、うまく販売するには、ネット上でいかに購買感情を喚起するか、が重要な要素になります。

      「感情マーケティング」と呼ばれる手法です。

      たくみな言い回し表現を用いたセールスレターをつくり、販売(クリック)までこぎつけるのがノウハウの根幹です。

      マーケティングという枠組みの中では問題がないように見受けられます。
      しかし、最近の風潮は別の問題を想起します。

      今の流行商材は、「情報商材を売るためのノウハウを提供する情報商材」です。


      そこには、本来の価値を有する「現物」の商品は存在しません。
      「売るためのノウハウを売る、ためのノウハウ」という複雑さは、お金を得るという一つの欲望によって硬く結ばれた虚構です。

      この虚構においては、“富”は「創造」されず、閉じた系において、単に“お金”が「移転」しているだけなのです。

      この虚構においては、実体なきババ抜きゲームが行なわれ、最後の参加者が、損をするというばかげた自体が起こります。

      童話『チビクロサンボ』に出てくるトラのバターに似ています。

      この童話は示唆深く、実態なき儲け話を追いかける欲望を利用した富の移転構造を明確に表しているのです。



      ネットワークビジネスがマルチ商法と呼ばれ、私たちの不快感をそそるのも同じ理由だと思います。

      マルチの問題の本質は、本来の価値なき流通虚構に、実体なき儲け話を差込み、会員を巻き込むことにあります。

      結局、どのような言い訳をしても
      「モノがいいならなぜ代理店をやらないのか?」
      という究極の質問に、ネットワークビジネスの胴元は答えることはできません。

      なぜなら彼らの富の源泉は、モノ(価値)の提供対価として受けとる利益でなく、その流通機構(つまり会員)の欲望をたくみに利用し、そこからお金を吸い上げることにあるからです。


      価値なき、流通は、バブルを産み出し、最終的に瓦解します。

      現在の情報起業ブームがそのような轍を踏まぬことを祈っています。



      翻って、投資の世界に目を向けると同様のことが考えられます。

      例えば、ある有名なカリスマ投資家が、自分のポートフォリオ(ないしは推奨銘柄)をネット上に出したとき、その銘柄の流動性が著しく低い場合、株価に影響を与える可能性があります。

      つまり、ちょうちん買いが起こるということです。

      結果として、このカリスマは、株価上昇時に株を売りぬけ、利益を確定することで、更なるカリスマとしての地位を占めることになるのです。

      これは、信用の増幅をもたらします。

      この“ビジネス”が成り立つために計算されるべき要素は、以下に分解できます。

      すなわち、

      銘柄の流動性の低さ × カリスマの提示する銘柄の説得力 × カリスマの露出度(つまりクリック)


      地味で、割安に(見える)銘柄を推奨し、そのサイトなりに対する露出度を高めることができれば、利益を上げることが可能となってしまいます。

      重要なのは、銘柄の説得力と、カリスマの露出度ですが、前者は、知恵、後者は、金(PPC広告)などで買えます。

      これらコストに対し、得られる投資収益がペイするならば、立派なビジネスとして成り立ってしまいます。
      (銘柄の説得度があるという意味において、風説の流布には当たらないと仮定します)


      私は、情報の「流動性」が著しく高まった昨今においては、欲望を起点とした、価値なき虚構の膨張が、大きな悲劇を招くのではないかと、危惧します。


      結局、私たち個々人が、情報の裏側にある本来の価値を見つめる目を失ってはならないのだと思います。

      私は、シェアーズという投資教育事業を運営していますが、
      そのコンセプトの根幹に、「自分の頭で考えるべきである」という想いがあります。


      こと経済や投資の分野においては、安易な儲け話が氾濫し、投資や経済の本来の意味・目的が見失われがちです(それは自分にも言えるのですが・・・)


      経済や投資、そしてお金も、あくまで私たちの生活や成長のための“手段”であるという、認識を持ち、それらに対し、客観的でニュートラルな立場を取れるよう知識を広めていけたらいいな、と思っています。


      優良株式ブログに参加しています。どうぞご活用ください

      ババ抜きゲームはしない

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        株式投資がブームだが、私は一歩引いて見ている。

        今の投資参加者は、投資の本質を理解せず、売買ゲームに興じているようにしか見えない。

        株についてもビジネスについても、私は「取引」はしない。
        株の“売買”によって利益を上げようとは思わない。
        Win-loseのトレーディングは、私の成すべきことではない。
        日本では、これから小さなバブルが起こる。しかし、株価上昇に乗じて一山当てることは私の本分ではない。

        私が成すべきは、ただ価値を創出する企業へお金を投じ、その価値創造に寄与することだけである。また、そのプロセスや知識をより多くの人と分かち合うことである。


        私たちが、立ち上げた「企業価値を見抜いて投資をする会(通称、シェアーズ)」は、
        企業の価値の源泉を深く見抜く知識を多くの人とシェアするために創設したものだ。


        経済は、結局、「資金の供給量(マネーサプライ)」とその「流動スピード」で決まる。
        したがって、経済を活性化するためには、この2つをうまく行なうことが必要である。

        前者、つまり「供給量」をコントロールするのは、パブリックセクター(つまり日銀)の役割である。

        私は、後者の資金の流れを活性化する役割を担いたいと思っている。
        それは、昭和50年代に例えるならば高速道路を作るようなものである。
        当時、高速道路を流れていたのは、国民の自家用車だが、2000年代に、このマネーの情報ハイウェイを流れるのは、国民の「自己資金」である。

        銀行・郵貯を通した「卸型」のマネー流通システムが機能する時代ではない。私たち、国民自らが経済の資金流通を個別に担うべきなのだ。

        そのために、私たち日本人が知るべきことは、わずか2つである。

        1.企業の価値とは何か、どう測るのか、といった財務やマクロ経済の基本的なモデルを知ること

        2.社会の発展のために、自らは“何”にお金を投じるべきか?を考えること(これは、自分と社会の価値観の明確化でもある)

        である。

        シェアーズは、単なる資産運用の投資クラブではない。
        投資を通して、「お金とは何か?」「価値とは何か?」「社会とは何か?」を考え抜き、その発展に寄与する組織でありたいと思う。

        私は、今、お金を客観的に捉えることができている。

        お金は、個々人が内部に溜め込むべき富の象徴ではない。
        お金は、社会における価値のコミュニケーション・ツールである。

        だから私は、適切な価値創造を生むものにお金を「流し」てあげたいと思う。
        それが、社会にとってもお金にとっても幸せといえるのではないだろうか?






        感情と知性

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          投資でもっとも学ぶべき事柄は何か?
          財務の知識?ビジネスの分析能力?

          違う。

          感情のマネジメントである。
          これは優秀な投資家なら誰でも知っている事実だ。

          私たちが豊かで幸せに生きるためには、「感情」と「知性」をうまくマネージすることが大切だと思う。マネージとは、よいタイミングで両者を使い分けることである。

          それは、目的設定には、感情を伴わせ、その達成手段においては、知性を働かせるということだ。

          感情の伴わない目的や目標は達せられることは、まずない。
          「成功者は、目標を紙に書き持ち歩く」という古典的なアイデアの本質は、自己の意識を目標にロックイン(集中)させることにあるが、それのみでは弱い。むしろ、われわれは、目標達成時に得たい感情を定義するべきなのだ。

          感情は、目標達成のための最強のコンパスであるが、その目標を達成するための手段においては、感情の付け入る隙はない。

          目標達成の手段においては、知性を働かせるべきである。
          つまり、目標との論理的な整合性をとらまえて、合理的な選択をするということだ。
          問題解決のステップは古今東西、4つの段階しかない。
          すなわち、
          1.目的を決める
          2.目的達成の代替案を出す
          3.もっとも合理的な代替案を選択する
          4.実行する
          である。

          このうち、感情を必要とするのは、1と4であり、2と3では知性を働かせる、ということである。


          投資において、たとえば1億円ほしい、という目標設定には感情を伴わせてもいいが、日々の投資において感情的判断をすると最悪の結果を招く。


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